仕事の関係で、名古屋のホテルを探していた時の話です。
トリバゴかアゴダの安い順で並べて、良さそうなところをいつも選んでいるのですが、

(引用: アゴダ検索画面)
なんか、他に比べて圧倒的に評価が高い宿がある…
「トリップ&スリープ ホステル 大須 Trip & Sleep HOSTEL」
気になったので内容を見てみると、とりあえず安い。
1泊3100円ほど。
物価上昇が止まらない昨今、もうビジネスホテルの安いところでも1泊6000円以上はするので、それの半分で泊まれる。。
どうやら、ドミトリータイプの宿泊施設との事。
ドミトリーっていうのは、1部屋に複数の人が宿泊する、いわゆる相部屋の宿泊施設です。
私、仕事の時は基本的にビジネスホテルに泊まっています。
理由としては、無難だからです。
仕事の疲れを癒す場所でギャンブルしたくない、宿にいる時だけは、落ち着いていたいんです。
格安の宿って聞くと、清潔感とかはかなり気になるし、ホステル・ドミトリーだと、音とか、周りの人とかが気になっちゃいそうで、落ち着かなさそうなんです。
なので、今までは、こういう安い宿を見ても華麗にスルーしていたのですが、
いくら何でも、他に比べて評価が高すぎる。。
サクラを使った偽レビューを疑ってしまう程の、高評価や絶賛レビューが掲載されています。

(引用: アゴダ検索画面)
同価格帯の他の宿、ドミトリータイプの宿を確認しても、良くて8点前後なので、安いっていう理由だけでここまでの高評価になっているというのは考えにくい。
この宿自体に何かがある、、
高評価の理由が気になる、、、、
という訳で、

(引用: アゴダ予約完了メール)
泊まってみる事にしました!
もうおっさんだけど、好奇心には勝てない!
今までカプセルホテルには泊まった事がありますが、ホステルのドミトリールームに宿泊するのは人生初の体験となります。
レポート
さて、謎に高評価だった格安宿に到着しました!
大須商店街すぐ。というかもう商店街の一部なんじゃないかという距離にありました。
パッと見た感じだと、
想像していたより小さい。
めっちゃ狭いのかな?
大丈夫かな?
そんな事を思いながら、中に入っていきました。
土足厳禁らしく入口でスリッパに履き替えます。
入ってすぐにフロントがありチェックイン。
「今までこちらで宿泊された事ありますか?」みたいな事を聞かれたので、初めてですと答えたら、色々とハウスルール的なものを教えてもらいました。
騒がしくしない、共有設備は綺麗に扱うとか一般常識的な事は置いておいて、まとめると以下のような感じです。
・22時までにチェックインすれば、その後の出入りは24時間自由。
・部屋には鍵がかかっているのでパスワードを入力して開ける。パスワードはチェックイン時にもらえる用紙に記載。
・受付は夜22時から朝8時までは営業時間外となり、22時を過ぎるとホステル玄関がロックされるので、こちらも部屋の鍵同様、パスワード入力で開ける必要がある。
・ベッドメイキングはセルフ。布団はベッドに置いてあり、シーツはチェックイン時にもらえる。
・トイレは各階、シャワールームは2階にある(全て無料で24時間利用可能)。
・無料Wi-fiあり。
・部屋での食事はNG(飲み物はOK)。食事は1階の共有部(24時間利用可能)で。
・1階の共有部にあるものは全て利用してOK。キッチンや漫画などもあり。
・喫煙所は5階屋上の外。灰皿あり。
・宿泊者以外は1階含めて立入禁止。
・タオルや歯ブラシ等、各アメニティは有料。
・洗濯機、乾燥機の利用は有料。
・チェックアウトは朝10時までに。
・チェックアウト後は、1階の共有部のみ昼12時まで利用可能。
・チェックアウト後の荷物預かりは、当日22時まで無料対応。
チェックインを終え、部屋に向かいます。
↑入ってすぐにある1階の共有部はこんな感じです(奥が建物入口)。
椅子と机が並んでいて、狭いですがキッチンもあります。
各階の移動はエレベーターか階段を使用します。
今回の部屋は2階という事で、荷物が無い時は階段を利用していました。
部屋のドアについているタッチ式の番号キーを入力して中へ。
部屋には4つくらい2段ベッドが並んでおり、各ベッドにアルファベットの札が付けられていました。
チェックイン時にもらった用紙の部屋番号にアルファベットが書かれており、それを確認して自分のベッドへ。
ベッドの中はこんな感じです。
本当に寝るだけのスペース。
高さはそれなりにあったので、狭い感じはしなかったです。
枕元に
荷物を置くスペースや、
照明、電源コンセントもあり結構快適でした。
周りのカーテンを閉める事で、
一応、外から見えなくなり、個室みたいな感じになります。
ベッドの上には、枕、掛け布団、毛布、シーツがあったので、とりあえずベッドメイキングをしてから、シャワールームに向かいました。
男女共用のシャワールームでは、入ってすぐに洗面所が並んでいて、その洗面所の向かい側に鍵がついている個室が4つくらいあって、その個室の中が脱衣所とシャワールームになっていました。
同じ規模のシャワールームがもう1カ所あり、1人、2人の利用者は見ましたが、個室がいっぱいになるくらい混んでいるという事は無かったです。
そして何より、シャワー、トイレ、キッチン等の水回りは、共用箇所となっているので、清潔感が少し心配だったのですが、全てとても綺麗な状態でした。
さて、シャワーを浴びてさっぱりしたので就寝です。
季節的に外が結構寒い時期で、私が寒がりという事もあってか、室温はやや低い感じがしました。
布団無しで横になっていると肌寒いんですが、布団をかぶっていれば、気にならない程度です。
そして、部屋の中ですが、
めちゃくちゃ静か…
人がいるはずなのですが、物音があまり聞こえてきません。
遅めにチェックインした人や、遅い時間に戻ってきた人は、部屋が静かすぎるので、自分のスペースで動くのでさえ気を遣うかもっていうくらい静かでした。
なので、周りが気になる人は、ちょっと早めにチェックインして身の回りの整理とか事前にやっておいた方がいいかもしれません。
さて、私はぐっすりと寝て、翌朝チェックアウトした訳ですが、
最後に実際に泊まってみて分かった事、感じた事をまとめます!
まとめ
今回、謎に高評価だった大須にある「トリップ&スリープ ホステル」が気になり、実際に泊まってみたわけですが、
「評判通りの良い宿泊施設」
でした。
建物自体は新しくはないんですが、館内、設備、備品、全て綺麗でした。
このホステルのどこが一番良かったかと聞かれれば、私的にはこの清潔感が一番良かったと答えます。
また、ドミトリーなので共有で限られたスペースになってしまうのですが、出来るだけプライベート空間を保てるよう、狭いスペースだけど出来るだけ快適に過ごせるような、考えられた造りになっているのも良かった点です。
こちらはホステルなので、寝るだけだから出来るだけ費用を抑えたいと思っている方が泊まりに来られていると思うのですが、
水回りやベッドが綺麗で清潔感ある空間で過ごす事ができ、部屋も静かですし、狭いですがプライベート空間もつくれる、寝るだけと考えれば、めちゃくちゃコスパが良いと感じました。
この需要と供給の合致が、この宿の高評価につながっているんだと理解できました。
それと、宿泊客に外国のお客さんやバックパッカーの方もいて、そういう方たちとお話されているからか、スタッフさんが明るいというか気さくでした。小さめの民宿に泊まった時のおばちゃんと話している時の感覚に似ています笑 物腰が柔らかく対応がいい、これも人によっては「またここに来たい」と思えるポイントかもしれません。
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